大島学区28学級1120人
中卒予定者24人減、全校増減なし
県教委は29日、2023年度の公立高校(市立7校含む)生徒募集定員を発表した。県内7学区のうち3学区で中学校卒業予定者数が減少したが、県全体としては増加。募集定員は、北薩学区の川内(普通科)及び大隅学区の鹿屋(普通科)がともに、1学級40人減となった。8高校(全日制8、定時制1)ある大島学区では、学区内の中学校卒業予定者976人(前年度比24人減)に対し、募集定員は28学級1120人(同増減なし)だった。
県教委高校教育課によると、学級編成は1学級40人が基準。募集定員は中学校卒業予定者数や生徒の進路希望、学校や地域の状況などを考慮し決定されるとした。23年3月の中学校卒業予定者数は前年度比で鹿児島学区127人、南薩学区12人、大島学区24人の減少。県全体は1万5171人(同43人増)で、昨年からの増加傾向が続いた。
23年度募集定員数は、県立261学級1万410人、市立42学級1680人の合計303学級1万2090人。各学区に定める学区外からの普通科合格者数の入学数を一定に保つための「一定枠」は、352人(大島学区は対象外)となり8人減となった。
県教委によると、今後の主な日程は次の通り。
▽推薦入学者選抜及び帰国生徒等特別入学者選抜、連携型中高一貫教育校入学者選抜=2月3日(面接、作文など)▽一般入学者選抜(学力検査)=3月2日(国語、理科、英語)、3日(社会、数学)▽追加の選抜=同13日▽合格者発表=同15日(第二次入学者選抜の実施校、実施学科、募集定員なども併せて発表)▽第二次入学者選抜=同23日(面接、作文など)▽合格者発表=同24日※県ホームページより