鹿児島県美容専門学校の鬼塚美夏子さんからメイク・ヘアアレンジの基礎を学んだ(13日、奄美高校)
文化祭に向けファッションショーの構成方法を学んだ(13日、奄美高校)
奄美市名瀬の奄美高校(田中耕一郎校長、生徒395人)で13日、「ファッションショー構成特別講座」があった。被服実習室で行われた同講座に、家政科3年の課題研究被服選択者8人が参加。講師に、鹿児島県美容専門学校(鹿児島市)で教務・広報を務める鬼塚美夏子さんが登壇。今月末に開催される文化祭に向け製作中のドレスに合う、メイクやヘアアレンジなど基礎技術から、ウォーキング・ポージングといったステージ上の構成を学んだ。
家政科では、1・2年が「ファッション造形基礎」、3年で選択科目「ファッション造形」を履修し、ファッションデザインの基礎、発想と表現法などに関する知識と技術を習得。今回の講座は、同科が課題研究の集大成と位置付ける、10月29日に予定されている文化祭のファッションショーに向け、その構成を学ぶことを目的に開催された。
講座の前半はメイクの基礎として眉毛の作り方、アイシャドウとリップの色の組み合せなどを伝え、ヘアアレンジは生徒同士、二人一組で挑戦した。後半はウォーキング・ポージングといったステージ上で展開される、ファッションショーの構成を指導。生徒たちの一部はパニエを着用し、▽ドレス着用時は背筋を伸ばす▽下を向いて歩かない▽何をやっているか不明なポージングはしない―など、常に全身・動きに意識を巡らせる大切さを学んだ。
講座に参加した栄純菜=じゅな=さん(18)は「社会に出てからも役立つ内容だった。ドレスは時間を掛け製作した自信作。文化祭のファッションショー本番に向け、学んだことを練習して頑張りたい」と話した。