龍郷町・教育民泊第1弾

龍郷町教育民泊の第1弾となった大阪府立島本高校の生徒ら(13日、りゅうがく館)

高校生42人11家庭で受け入れ
伝統文化や食文化を体験

 龍郷町が2021年から交流人口の増加と地域活性化を目的に誘致を進めていた教育民泊「かんもーれ!たつごう民泊」の第1弾となる修学旅行生の一行50人が13日、同町入りした。りゅうがく館で「入町式」が行われ、大阪から訪れた高校生らは、竹田泰典町長ら町幹部と教育民泊実行委員ら約20人の歓迎を受けた。

 修学旅行で同町を訪れたのは大阪府立島本高校(竹田賢司校長、生徒45人)の3年生42人と教諭ら50人。11日から3泊4日の日程で奄美大島を訪れており、13日は大勝、赤尾木、手広、秋名、幾里、龍郷の6集落11家庭に2~7人ずつに分かれ民泊した。

 入町式であいさつした竹田町長は「龍郷町は大島紬の古里。島の伝統文化、食文化を味わってほしい。夜は八月踊りで歓迎する。存分に奄美らしさを楽しんでほしい」と呼び掛けた。

 竹田校長は「初日はハブショーを体験、博物館も訪れた。生徒は、バスガイドに方言を教えてもらい話すなど奄美を楽しんでいる。地元の家庭に入り文化や料理に触れることも楽しみ」と話した。

 入町式を終えた生徒は、同館2階と秋名集落に分かれ郷土料理作りを体験。民泊する各家庭に移動後は、集落歩きをするなど思い思いの時間を楽しんだ。

 午後8時からは、秋名集落と手広集落で八月踊りが実施された。戸惑い気味だった子どもたちだったが、すぐに打ち解け、踊りの輪に入り住民との触れ合いを楽しんでいた。

 14日は奄美空港で離島式があり、帰阪する。