瀬戸内町 特産品パッションフル―ツ

今年のパッションフルーツを試食する塩田知事(左)

糖度上がり香りも良好
塩田知事に贈呈

 【鹿児島】瀬戸内町の鎌田愛人町長らは19日、県庁で塩田康一知事を訪問し、同町で生産された今年のパッションフルーツを贈呈した。

 パッションフルーツは同町の特産品。今年は2、3月の天候不良が影響したためか、例年より生産量が若干少なく、33・8㌧になる見込み。それでも糖度は過去10年の平均17・7度を上回る18・1度あり、「農家の皆さんの努力で高品質なものができた」(鎌田町長)。

 塩田知事へはL玉12個入りを1箱贈呈し、三つを試食してもらった。「甘さがあり、香りも良い」と喜んでいた。

 同町では、昨年からUターン者で50歳以上の新規就農者に対して補助金を出すなど、就労支援を実施している。鎌田町長は「パッションフルーツはかごしまブランドにも指定されており、町を代表する特産品。これからも町として農家を支援していきたい」と話していた。