抽選くじをひく大島地区の主将ら=鶴丸高校文化館
【鹿児島】第106回全国高校野球鹿児島大会の組み合わせ抽選会が22日、鹿児島市の鶴丸高校文化館であった。夏の甲子園を目指す出場74校63チームの組み合わせが決まった。
大会は7月6日、鹿児島市の平和リース球場で開会式があり、同球場と鴨池市民の両球場で3回戦までは連日開催。以降は平和リースのみを使用し、準々決勝は21、22日、準決勝は25日、決勝戦は27日の日程(※雨天順延)。優勝チームが全国大会(8月7日から阪神甲子園球場)に出場する。
この1年間の県大会の戦績に基づく獲得ポイントで神村学園、れいめい、鹿児島実、鹿屋農、川内商工、樟南、鹿児島玉龍、出水中央の順に8チームがシードとなった。残りチームで抽選を実施し、初戦の対戦カードが決まった。
昨夏甲子園ベスト4経験メンバーを豊富に残し、今春のセンバツ出場、九州大会準優勝の神村学園が頭一つ抜けている印象がある。この1年間安定して4強以上の実績を残すれいめい、県下屈指の好右腕を多数擁する鹿実、春とNHK旗2度の準優勝だった鹿屋農などがこれを追いかける。
奄美からは喜界、大島、徳之島、樟南二、沖永良部、奄美・古仁屋の7校6チームが出場する。沖永良部は開会式直後の平和リース開幕戦で鹿児島商と対戦する。大島は第3シード鹿児島実との対戦が決まった。
抽選会に参加した大島の要彌真登主将は昨秋、今春の県大会で対戦したれいめい、5月のNHK旗で対戦した鹿実、いずれもこの1年間の県大会で敗れた相手との初戦を希望し、見事鹿実との対戦を引き当てた。「球の速い投手からいかにヒットを打って打ち勝てるか」「相手打者一人一人の特徴を分析して、抑えられるよう投手陣をリードする」の2点を勝利のカギに挙げていた。
奄美勢の初戦の対戦カードは次の通り。
沖永良部―鹿児島商(6日、平和リース第1試合)▽奄美・古仁屋―明桜館(6日、平和リース第2試合)▽喜界―国分中央(7日、平和リース第3試合)▽吹上―徳之島(9日、市民第1試合)▽大島―鹿児島実(9日、市民第3試合)▽樟南二―川薩清修館(10日、市民第1試合)