プロジェクターを使いながら、財務省の地域連携の取組みを説明する大江氏
【東京】関東伊仙町会(勝光重会長、糸実幹事長)は16日に「第97回関東伊仙町会総会・懇親会」を品川区の総合区民会館きゅりあんで開催した。来賓、会員合わせ約150人で大いににぎわった。参加者たちは、島口を笑顔で交わしながら交流を堪能していた。
第1部は、財務省理財局計画官の大江賢造さんが講演。龍郷町3世との自己紹介に続いて、4月にあった奄美群島活性化応援セミナーを「財務省が橋渡し役となり他の省庁と連携しながら、地域の活性化を支援する新たな取り組みが始まることとなった」と説明。そのうえで「これがいい例となって、全国に広まることを期待したい」などと大江氏は意気込みを語り、大きな拍手を浴びていた。
続いて糸幹事長の司会で郷土遥拝、伊仙小唄斉唱で第2部へ。勝会長は「島を離れ50年になるが、この会をなくてはならない会としてプラス思考で発展させていきたい」と出席者に誓うよう話した。会務報告、会計報告などが順調に終了。来賓を代表して、東京奄美会・宮地正治会長が登壇。「徳之島の出身者は、三州倶楽部や鹿児島県人会でも目覚ましい活躍をしている」と紹介しながら、7月7日の文化講演会の案内などもした。
このほか、関東徳州会・岡村隆文会長があいさつ。来賓出席を予定していた伊田正則伊仙町教育長だが、徳之島に発生した記録的な大雨の影響などで上京がかなわなかった。
第三部は、仲川敬一朗副幹事長と城戸あい子常任幹事の司会で懇親会へ。平山徳廣顧問の乾杯で芸能・余興が始まった。各校区会が競うように出し物と校歌を舞台で熱唱すれば、伊仙町会女性部が華麗な踊りを披露。演歌歌手の中西りえさん(日本クラウン)は、ミニ歌謡ショーで魅了。「里見浩太朗&たがみショー」は、会場を笑いで包んでいた。大盛況となった会は興奮の総踊りで幕を閉じた。