公共施設クーリングシェルター指定

奄美まつりの花火寄付を呼び掛ける、安田市長(28日、奄美市役所で)

給食無償化 財源、優先順位見極め検討
安田市長記者懇

 奄美市の安田壮平市長と大島支庁記者クラブ「くろしお会」との定例記者懇談会が28日、奄美市役所であった。26日の奄美市議会文教厚生委員会で、「奄美市の義務教育における学校給食費の無償化を求める陳情」が採択されたことについて記者から質問され、安田市長は「他の行政取り組みや財源などを整理するとともに、限られた財源の中で優先順位を見極めながら検討していく」と述べた。

 7月1日~10月31日、公共施設をクーリングシェルター(指定暑熱避難施設)に指定。名瀬総合支所やアマホームPLAZA、AiAiひろばなど10施設を指定し、のぼりなどで表示する。安田市長は「用事がなくても気軽に立ち寄り、より快適に過ごしてほしい」と語った。今後は、民間施設の公募も予定しているとした。

 子育て支援情報の発信を強化。奄美市だより7月号に「夏休み!子どもと行ける施設特集」を行うとし、「永久保存版として保存するとともに、夏休みの思い出づくりに活用してほしい」と話した。

 第61回奄美まつりを8月1~4日に開催。「5年ぶりにフルバージョンでの本格開催を期待する」とし、「経済状況が厳しいとは思うが、団体・企業、個人からの花火寄付をお願いしたい」と呼び掛けた。

 7月20日~9月1日、市内在住の小・中学生、高校生を対象に、宇宿貝塚史跡公園、奄美市歴史民俗資料館、市立奄美博物館を無料開放。「市民サービス向上の一環」とし、「子どもたちの自由研究などに役立てて」と語った。

 このほか懇談会では、7月1日に①千葉県芝山町と奄美市との空港で結ぶ友好都市協定締結式②成田=奄美線就航10周年記念イベント③奄美大島=鹿児島・喜界島・徳之島線就航60周年記念セレモニー―などの発表があった。