消防訓練の成果披露

日頃の訓練成果を競い交流した第46回県消防協大島支部操法大会=6月30日、伊仙町面縄港

 

 

各市町村消防団の精鋭ら約140人が集った

 

 

和泊町(小型ポンプ)、伊仙町(ポンプ車)が優勝
大島支部消防操法大会

 

 

 【徳之島】消防団員たちが火災現場の最前線で安全に活動するための基礎的な動作を競う「第46回大島支部消防操法大会」(県消防協会大島支部主催)は6月30日、伊仙町面縄港であった。管内市町村の12消防団の各代表ら約140人が参加して訓練の成果を競い交流。小型ポンプの部は和泊町、ポンプ車の部は地元伊仙町が優勝を果たし、県大会出場権を得た。

 県消防協大島支部管内の消防団員たちの基礎技術の向上、士気高揚、団員相互の交流などを目的に各市町村会場を持ち回りで隔年開催。伊仙町では1995年以来29年ぶり。市町村首長や議会、各地区消防組合、運営班など関係者含め約250人が参加。夏本番の炎天下に海風が吹き抜けるコンディション下での熱い競技を見守った。

 開会式で同大島支部長の安田壮平奄美市長は、昼夜を問わず消防職員とともに重要な任務に尽力していることに感謝し、「日頃の練習の成果を存分に発揮。お互いの友情と絆も深め消防に対する意識と連帯感を」と激励。大久保明伊仙町長や来賓らあいさつに続き、地元同町の明石大平団員(37)が力強く選手宣誓した。

 チーム編成は各指揮者を含め「小型ポンプの部」4人、「ポンプ車の部」5人ずつで編成。初期消火活動などに際し迅速、確実、かつ安全に行動ができる基礎技術など特訓の成果を披露。各地区消防組合職員ら審査員7人が厳正に審査した。優勝した和泊、伊仙両町は、8月に県消防学校である県大会への出場権を得た。

 順位は次の通り。

 ▽小型ポンプの部 ①和泊町消防団②伊仙町同③徳之島町同
 ▽ポンプ車の部 ①伊仙町消防団②徳之島町同③和泊町同