名瀬、2日連続「猛暑日」

一部の冷感グッズが売り切れた特設コーナーの棚(2日、ビッグツー奄美店)

特設コーナー設置 冷感商品など品切れも

 1日に7年ぶりに猛暑日となった奄美市名瀬は2日、35・4度まで上昇し2日連続の猛暑日となった。気象庁によると、猛暑日を観測したのは午後0時30分で、奄美地方観測の8地点では、古仁屋を除く7地点が「最も暑い時期を上回る」となり、沖永良部は今年最高となった。家電量販店やスーパーなどでは、扇風機やクーラー、冷感商品などを求める客の姿が多く、冷感商品の中には売り切れで納品待ちの商品も見られた。

 名瀬測候所職員は、考えられる要因として「他の観測地点と比べて海が遠く、日射が続いたためアスファルトなどの輻射(ふくしゃ)熱も影響しているのでは」とし、「今後7日間も、猛暑日になる日がある可能性は考えられる」とした。

 龍郷町のビッグツー奄美店では、冷感商品など特設コーナーが設けられ、品切れの棚も見られた。従業員の牧道徳さんは「冷感商品や経口補水液などがかなり売れている。品切れによる入荷待ちの商品もある」と語った。

 サーキュレーターを求めて来店した、飲食店経営の男性(30歳代)は「厨房が暑く従業員が大変なので、暑さ対策用に購入を検討。客席はクーラーがあるが、お客様は暑そうなので、アイスなどをサービスで提供している」と話した。