小中学生3人が一日保護司に

買い物客に啓発グッズを手渡す児童(2日、知名町)

社会を明るくする運動
知名町

 【沖永良部】「第74回社会を明るくする運動」キャンペーンが2日、知名町Aコープであった。町内の児童生徒3人が「一日保護司」となり、買い物客らに犯罪や非行のない町づくりを呼び掛けた。

 保護司の役割や罪を犯した人の更生について理解を深めてもらおうと、南大島保護区保護司会知名支部が主催した。

 「一日保護司」に委嘱されたのは、上城小6年の稲江鈴さん(11)、知名小6年の東山陽奏さん(11)、田皆中3年の村上武憲さん(14)の3人。

 支部のメンバーらと店頭に立った子どもたちは、「社会を明るくする運動をよろしくお願いします」と呼び掛けながら、買い物客らに啓発グッズを手渡していった。

 村上さんは「保護司について初めて知った。困っている人がいたら、相談に乗ったり、助けてあげたりしたい」と話した。

 同支部の森田英昭支部長(74)は「社会を明るくする運動について多くの人に知ってもらうことで、町民全員で町を支えていく未来をつくりたい」と話した。