走って!蹴って!園児ら楽しむ

西原さんの指導でミニゲームを楽しむ園児たち

バモス西原さん 輪内保育所でサッカー教室

 奄美大島で子ども向けのサッカースクールを運営するバモスフットボールスクールは3日、奄美市名瀬の輪内保育所(森のりみ所長)校庭でサッカー教室を開いた。年長児23人は男女それぞれ2チームに分かれ、コーチの西原健斗さん(29)の指導で、楽しくボールを追いかけた。

 西原さんは、元・鹿児島ユナイテッドFC所属のプロサッカー選手で、2016年に指導者の道に進み、昨年7月に小学生らを対象にしたサッカースクールを奄美大島で開校した。地元での教室開催は初めてで、同保育所に勤める友人の勧めで実現した。

 園児は基本的なルールを教わり、ボールになじんだ後、ミニゲームに挑戦。ボールを夢中で追いかけた園児は走って、蹴って、得点を決めると仲間同士で跳びはねて喜んでいた。

 ゴールを決めたという築響翔ちゃん(5)は「ボールをとって移動してゴールに入れた。(仲間とサッカーができて)楽しかった」と笑顔だった。森所長は「試合形式のゲームでみんな楽しんでいた。意外とルールもわかっており、サッカーを味わっていた」と話した。

 指導した西原さんは「サッカーの楽しさが伝わり、これをきっかけに興味を持ってもらえれば」と述べ、「これからも積極的に教室を開きながら、奄美大島にサッカーを広めていきたい」と話した。