励ましの会に参加した新規就農者たち(5日、和泊町)
「稼げる農業目指す」
沖永良部で励ましの会
【沖永良部】2024年度新規就農者励ましの会が5日、和泊町えらぶ長浜館であった。関係機関から約60人が参加。就農した夫婦1組と8個人が、島の農業の担い手として決意を新たにした。
励ましの会は、沖永良部地区農業改良普及事業協議会など4団体が主催して毎年開催している。
新規就農者の内訳は、和泊町が夫婦1組と4個人、知名町は4個人。この日は8人が出席した。
県沖永良部事務所の愛川克也所長は「1日でも早く技術と知識を習得して目指す農業経営を実現してほしい」とあいさつ。
自己紹介した新規就農者らは、「島の農業の発展に貢献していきたい」「少しずつ面積を増やし、稼げる農業を目指したい」「今の農業を頑張りながら、新しい作物にも挑戦していきたい」などと意気込みを語った。
和泊町の前登志朗町長は「沖永良部島には、新しいことに積極的に取り組む土壌がある。みなさんの周りにいる農業の専門家からたくさんのことを学んでほしい」と激励した。
会では、沖永良部・与論指導農業士会の福井源乃介会長から新規就農者へ記念品が贈られたほか、支援組織の紹介や両町の4Hクラブ(農業青年クラブ)による活動報告などがあった。