入場行進する喜界ナイン=平和リース
「団結力と明るさは負けない」
喜界など入場行進
【鹿児島】第106回全国高校野球選手権鹿児島大会は6日、鹿児島市の平和リース球場で開会式があり、夏の甲子園を目指す熱戦が幕を開けた。
今大会の出場は74校63チーム。梅雨明けを思わせるような晴天と夏の暑さの下、2年ぶりに開催された開会式には60チームが参加した。奄美からは初日に試合がある沖永良部、奄美・古仁屋、第2日に登場する喜界の3チームが入場行進で鴨池の土を踏んだ。選手を代表して池田の稲大翔主将が「支えてくれた全ての人への感謝を胸に、ダイヤモンドを駆け回る」と宣誓した。
この1年間、合同チームで大会に参加していた喜界にとっては昨夏以来1年ぶりの単独出場がかなった。行進しながら西尾亜漣主将は「これまで野球をやってきた喜びがよみがえった」という。9人ぎりぎりのチームで初戦は強豪・国分中央に挑むが、「これまで島で一緒にやってきた団結力と明るさはどのチームにも負けない。絶対に初戦突破してベスト8を目指す」と張り切っていた。
(政純一郎)