久永さんの歌に、婦人部の踊りの輪が広がった
カラオケからシマ唄が流れると、会員らいも法被姿でステージで踊り盛り上がった
【東京】東京古見会(川崎好純会長・小元徹久幹事長)では、結成から50周年を迎える記念の総会・懇親会を6月30日、東京四ッ谷の主婦会館プラザFで開催した。出身者ら約90人が集い、黒糖焼酎を傾けながら古里に思いをはせ、友好を温めた。
会長あいさつでは「16人の会員でスタートした同会、連綿と時を刻み、50周年の節目を迎えることができた」と先輩方への協力に感謝が述べられた。プログラムの表紙にプリントされた、地区の学校の写真に触れ現在の各学校の生徒数などが紹介された。川崎会長は「古田信和副会長が社長を務める㈱シンワ検査が宿泊施設を建設中であり、小湊の活性化に期待。また、次の世代を担う若い参加者らが増えてきている。60、70周年と継続されていくことを願う」と結んだ。
続いて、同会顧問の小勝竹雄さんから「東京古見会は1972年横浜市の同郷出身の東郷カヤさんの自宅に16人が集まって、古里の昔話や現状報告、シマ唄などでにぎわったのを第1回総会とし、続いてきた。小湊出身の中川世務さん(初代会長)により地区出身者に呼び掛け、賛同者を増やし、現在に続いている」と会の50年の歴史が紹介され、出席者らは興味深く聞き入っていた。
総会の締めにはこの日の最高齢の政田徳和さん(87・同会顧問)が「みんなの協力があってのこと、会のますますの発展を願う」と元気にあいさつし、会場を沸かせた。
懇親会では、しまらっきょさんや久永さとみさんが歌やパフォーマンスで会に花を添えた。福山利光さん、田辺博文さんらによるシマ唄と詩吟を、山下昭男さんチームもシマ唄を披露した。カラオケでは、出席者らが次々に自慢の喉を披露し、シマ唄が流れると会場に踊りの輪が広がった。
締めには八月踊り・六調で、出席者全員で輪になり、にぎやかに踊り合った。
参加者の最年少は5歳の新(あらた)耀仁ちゃん。母親のありささん(42)と、祖母の久米晴樹さんと出席、踊りの輪に参加し楽しんでいた。また、幼い頃から、父の昭仁さん(58)と一緒に島の会に出席しているという柳田小春さん(17)は「楽しいから来ています」と話し、若い世代との楽しい交流が見られた。