多くの浪速っ子らが訪れにぎわった「喜界島フェア」(提供写真)
浪速っ子、島の美味ににぎわい
黒糖やサイダーも人気
喜界島特産品の魅力をアピールする「喜界島フェア」が1~7日の1週間、大阪市中央区の地下街・大阪なんばウォークであった。大阪での単独開催は初めてで、南国初夏の味覚のパッションフルーツをはじめ、黒糖や黒糖焼酎など50品以上を販売。初日から喜界島の味を求める浪速っ子らが次々と訪れ、会場は大いににぎわった。
島の特産品のPRを目的に喜界町が主催。町や観光物産協会、JA、加工業者、蔵元ら6団体が出品した。
売り場には、パッションフルーツや黒糖、黒糖焼酎といった定番の特産物が並び、島ならではの農作物を使った加工品や、自然の恵みを生かした飲み物などもブースを彩った。
会場は人の往来の激しい難波駅に通じる地下街にあり、初日から多くの買い物客が訪れた。開催を待ちわびた出身者らも続々と来場。市内は猛暑続きとあってか、ミネラル豊富な黒糖や塩サイダーなどの飲料水にも人気は飛び火し、ほとんどの商品が売り切れる盛況ぶりだった。
このほか、週末の6・7日には特別プログラムとして喜界島出身の吉野建シェフが監修したパッションフルーツを使ったマカロンも提供された。ブース内には移住・離島留学相談やワークショップのコーナーも設け、島の魅力も余念なくアピールした。
フェアを切り盛りした町企画観光課の担当者は「郷友会や知人など島の関係者も訪れ大変盛り上がったイベントになった。島を知らない人にも特産品を通じて魅力を伝えることができ、認知向上につながったと思う」と感謝。「今後も関係機関と連携を図りながら、島の魅力を継続して発信できるよう尽力していきたい」と話した。