沖永良部徳洲会病院に献花台

献花台で手を合わせる男性(13日、知名町)

徳田虎雄さん訃報に「寂しい」

 【沖永良部】医療法人「徳洲会」グループ創設者の徳田虎雄さん(享年86)が10日に亡くなったことを受け、沖永良部徳洲会病院に献花台が設置されている。

 献花台は、病院敷地内にある「徳田虎雄先生顕彰碑」の前に設けられた。

 12日に設置後、和泊、知名両町の住民が献花に訪れている。13日も朝早くから献花する人の姿が見られた。

 知名町の渕辺晴明さん(84)は、献花台にキクの花を捧げると、飾られた徳田さんの写真を眺め、ゆっくりと手を合わせていた。「この病院があるのとないのとでは安心感がまったく違う。母親や弟、妻もこの病院でお世話になった」と話した。さらに「徳田さんが初めて沖永良部に来た時のことを覚えている。最高の人間だった。病気になり、いつかはこの日が来るだろうと思っていたが、やっぱり寂しい」と語った。