同集落恒例の厳島神社で六月灯があった
祭りの出し物に来場者は声援を送る
外金久・中金久・里の三集落がちょうちん点灯で一体となっている
笠利町外金久集落 盛りだくさんのプログラム
ちょうちん点灯、盛り上げ
奄美市笠利町の外金久集落(諏訪光三区長、235世帯490人)にある厳島(いつくしま)神社で22日夜、同集落の「六月灯」が行われた。住民らは八月踊りを奉納するとともに、校区の事業所や集落の人たちの寄付で約100発の打ち上げ花火を実施。今年度はちょうちん用電線設置の事業が採択され、校区の青壮年団総出で18日からちょうちんを点灯し、祭りを盛り上げていた。
六月灯とは旧暦の6月を中心に県内の神社や寺院で行われる夏祭り。同集落では1871年以降厳島神社と改められ、1897年頃外金久の氏神となった。航海、芸術の神として、また安産のための祈願は今もなお絶えずに行われているという。
この日の祭りは赤木名小学校六調太鼓クラブの太鼓演奏で始まり、赤木名保育所の園児の演技、山ゆり会によるシマ唄、子ども会のソーメン早食い競争など盛りだくさんのプログラム。訪れた来場者らは声援を送った。テントの中では、青壮年団らによる出店(焼きそば・焼き鳥・かき氷・飲み物など)があり、祭りが始まって早々に完売となった。
諏訪区長は「今年度は、奄美市のつむぐきょらの郷づくり事業の申請をし、助成金で赤木名本通りに電線を張って18日からちょうちんを点灯した。青壮年団総出で大変だったが、集落の活性化につながる。全員で六月灯の祭りを楽しもう」とあいさつした。
塩崎博成・外金久老人クラブ会長は「今年は三集落(外金久・中金久・里)が赤木名本通りにちょうちん用電線を設置、午後7時~同10時まで点灯で三集落が一体となり通りを明るくしている」と喜んでいた。