旅のプランづくり通し若者世代つながりへ

同世代向け旅のプランづくりイベントへの参加を呼び掛ける学生団体Meet My Amami代表の成瀬茉倫さん

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来年のコンテスト前に 来月、プレイベント
島外大学生がサポート

 奄美発の学生団体Meet My Amamiは、奄美群島の高校生が主体となり、同世代をターゲットに奄美大島が舞台の教育旅行案を作成し、コンテスト形式で発表するイベントを来年3月に計画している。これに向けたプレイベントを8月に開催し、旅のプランづくりを通し島の魅力再認識のほか、奄美を軸とした若者世代のつながりにより島内Z世代(デジタルネイティブ・SNSネイティブ世代)コニュニティーの確立を目指す。イベント名は「島っ子、ゆらてぃ~!島外大学生と考える!同世代に奄美を知ってもらう旅作りをしよう」。

 同団体代表で、シマ唄の唄者として活動中(日本民謡協会公認民謡アンバサダー)の慶応義塾大学総合政策学部4年・成瀬茉倫(なるせまりん)さん=龍郷町芦徳出身=によると、3年前は同大学の事業として進められたが、現在は同団体が主体。奄美出身の大学生ら約20人のメンバーで構成しており、海外の学生もメンバーに加わっているという。

 奄美大島5市町村も後援している本イベント・コンテストは来年3月5・6日に計画。教育旅行案を作成しコンテスト形式で発表するイベントだが、優秀な案を発表した高校生グループには各市町村から賞が授与される予定。プレイベントは来月12日に奄美市名瀬伊津部町にあるLIVING AMAMIで。定員約20人、奄美群島在住の高校生または浪人生(1年目)が対象で参加費無料。同世代向けの教育旅行案を作成するが、「面白い大人」によるゲスト講演や学生団体メンバーとの交流を通じて高校生の興味に沿ったグループ編成を行う。

 「面白い大人」としてゲストに招くのは、NPO法人ZESDA代表(国家公務員)・桜庭大輔さん、合同会社AMAMIバリュープロデュース代表・林晋太郎さん、奄美市立奄美博物館学芸員・平城達哉さん、龍郷町企画観光課(観光・教育民泊担当)・川﨑光緑さん、唄者の平田まりなさんも参加する。成瀬さんは「ゲストの話を聞くだけでなく、高校生によるグループトークにゲストも入ることで意見交換できる。同じ目線に立ちプランづくりを進めていくことができるのではないか」と話す。島内外で活躍する「面白い大人」との出会いを通じて刺激を受ける機会を提供していく。

 来年3月の本イベント・コンテストまでの約7か月間、学生団体メンバーがオンラインなどによってサポートしていくという。プレイベントの応募締め切りは8月10日(午後11時59分)で、高校生参加者人数が20人に達し次第募集を締め切る。応募方法は学校出願用参加フォーム、個人出願用参加フォーム(いずれもQRコード)から。