体育館開館で記念行事

8月21日から運用が開始される瀬戸内分屯地体育館(28日、瀬戸内町節子)

記念行事では自衛官の訓練の一つ「銃剣道」の演舞が披露され開館を祝した

陸自瀬戸内分屯地 
多岐な利用方法検討 一般利用も可能

陸上自衛隊瀬戸内分屯地(瀬戸内町節子)の体育館がこのほど完成し28日、現地で開館記念行事があった。行政の各首長や隊友会ら関係者約110人が参加。地元空手団体と隊員らによる合同稽古や銃剣道の演舞が披露され、一般利用も可能な新たな施設の開館を祝った。

体育館は分屯地東側に位置し、2022年2月に着工後、今年6月末に完成。アリーナ規格804平方㍍、ステージ規格79平方㍍。コート数はバスケットボール3面(うち練習用2面)、バレーボール2面、バドミントン3面。シャワー、冷暖房などを備え、駐車場が整備された。

瀬戸内分屯地司令、大村龍太2等陸佐は「分屯地を一般開放していない中、自衛隊を知っていただき、体育館の使用要領を紹介したく記念行事を開催した」とあいさつ。「災害時の避難場所としての利用や、学校行事による宿泊体験などのほか、意見を募りながらさまざまな活用方法を検討したい」と話した。

記念行事ではステージで新極真会(緑健児代表)に所属する児童、成人の選手が登壇し、隊員らとの合同稽古を実施。ほかにも奄美警備隊の隊員で構成する銃剣道訓練隊が演舞を披露し、新たな訓練の場となる体育館の開館を祝した。

体育館は8月21日に運用を開始。部外者らの「広報活動の一環」(隊員及び家族らの関係者が前提)ほか、「国有財産使用許可」(競技会、民間団体含む町などの行事)の各目的で使用可能としている。

問い合わせは瀬戸内分屯地司令業務室広報係電話0997・78・0301(内線529)へ。