沖縄県中学校テニス連盟会長に西さん(奄美市出身)が就任

沖縄県中学校テニス連盟の会長に就任した西康勝さん(提供写真)

「テニスの楽しさと普及を」

 「奄美の子どもたちにもテニスの楽しさと競技の普及を目指したい―」沖縄県中学校テニス連盟の会長に奄美市出身の西康勝さん(58)が今年4月に就任した。

 西さんは奄美市名瀬浦上の出身。テニスとの出会いは朝日中時代に友人に誘われたことをきっかけに軟式テニス部(現ソフトテニス部)へ入部したこと。テニス部では主将も務め、県民スポーツ大会大島地区大会(郡体)では旧名瀬市のチームで出場し、団体と個人の両方で優勝に貢献した。  

 朝日中卒業後は大島高、琉球大を経て、兵庫教育大学大学院学校経営コースを修了。その後、沖縄県で教職員として採用され、琉球大教育学部附属中学校での勤務時には男女のテニス部顧問を担当し、沖縄県の中学校テニス大会、九州大会で優勝。全国大会にも出場。また、これまでの功績が認められ、沖縄県の中学校体育連盟(中体連)から優秀指導者賞を受賞した。

 現在は沖縄県の宜野湾市立真志喜(ぎのわんしりつましき)中学校で教頭を務める傍ら、土日に約2時間程度、テニスにも汗を流しているという。

 西さんは「管理職になって以降は部活動から遠ざかっていたが、会長の話にまさか自分とは」と語り、「テニスは気軽にできるスポーツ。奄美での競技の普及と人口拡大に貢献できたら」と話した。