踊りを披露する関東徳之島町会女性部
ワイド節などで盛り上がった会場
【東京】関東徳之島町会(福正美会長、清俊彦幹事長)はこのほど、「第56回関東徳之島町会総会・懇親会」を品川区の総合区民会館きゅりあんで開いた。来賓、合わせ約120人でにぎわった。参加者たちは、島口を笑顔で交わしながら久々の交流を楽しんでいた。
郷土遥拝に続いて、MAYURA∞三界さんの先導により全員で徳之島小唄を斉唱。泰良宗男副幹事長の司会で第1部総会が開会した。福会長は「多くの会員の協力で開催できた。交流を楽しんでほしい」と笑顔で呼び掛けた。役員紹介、会務報告、会計報告などが順調に終了。来賓を代表して高岡秀規徳之島町長が登壇。町政報告と共に「出生率日本一は、お金を与えればいいというだけじゃない。子ども育てる人間力のたまものだ」と強調した。東京奄美会・宮地正治会長は「徳之島では親が自らの食費を削ってでも、子どもの教育をするとうかがっている。素晴らしい」などと語った。それぞれ、故徳田虎雄氏への弔意も言葉にしていた。
ほか、東海大学の中西雄二文学部教授があいさつ。大阪で生まれ育ったプロフィールを紹介しながら、徳之島出身者の気質などを分析した。
第2部の懇親会は、重久正光さんの司会で敬老者紹介、村上和代徳之島町総務課長の乾杯で、芸能・余興へ。井上弘樹さん、重野吉治さんがシマ唄を熱唱。関東徳之島町会女性部の踊り、ダンスグループの「前ならえペンギン横丁」が切れのいい動きを披露し、拍手を浴びていた。関東母間会はおんな相撲で、里見&田上は、抱腹絶倒のショーで会場を笑いで包んだ。タナカアツシさんも「大島エレジー」などで盛り上げた。その後、ワイド節、六調で大盛況となった会場は、永長健二さんが閉会の辞・全員での万歳三唱で終了した。