炎天下で豪快に咲いた〝火炎樹〟の「ホウオウボク」=7日、徳之島町亀津(県道・糸木名亀津線沿い)
ホウオウボクの花
徳之島町亀津 ホウオウボク満開
県道ポケット公園
〇…徳之島町亀津地内の県道糸木名亀津線沿いのポケット公園のシンボルツリーの「ホウオウボク」が、今が盛りと満開状態だ。炎天下に豪快に映える緋紅色(ひこうしょく)の花。初の満開と見られ、往来のドライバーらを驚嘆させている。
〇…ホウオウボク(鳳凰木、マメ科)はマダガスカル原産。熱帯地方では街路樹でおなじみの「世界三大花木」の一つ。日本では沖縄県内でも街路樹や公園樹に導入。台湾・台南市などは市樹に指定。緋紅色の花の荘厳さから別名〝カエンジュ(火炎樹)〟とも。
〇…亀津市街地から尾母(おも)集落方向への左側のミニ公園。県徳之島事務所(建設課)によると、1998~99年度の県道路改良事業の園地整備で定植。今や樹径約40㌢、樹高7~8㍍、樹冠が傘状に広がりネムノキに似た枝葉の幅は約12㍍。花後につく豆のさや(長さ30㌢以上)もちらほら。同種では徳之島最大級の樹体で初の一斉開花とみられる。今後、真夏の名物の一つに定着しそうだ。