主任児童委員らが昼食会

鶏飯などを食べる児童生徒ら(9日、奄美市笠利町の赤木名中学校)

 

 

 

「おいしい食事」「負担減らしたい」
笠利町の赤木名中で笑顔がこぼれる

 

 奄美市の主任児童委員の福山八代美さんらは9日、同市笠利町の赤木名中学校(肥後孝幸校長)で、地域の子どもたちや母親など向けに昼食会を開いた。同市のソーシャルワーカーら7人が鶏飯とスイカ、ふくらかん、バナナの4品を用意。訪れた児童生徒らに笑顔がこぼれた。

 昼食会は福山さんが「夏休みの思い出作りにおいしい食事を子どもたちに食べさせたい」とソーシャルワーカーらに呼び掛けたことがきっかけ。福山さんの趣旨に賛同した有志6人が午前8時半から調理を始め、それぞれ分担しながら昼食会で提供される各メニューを準備した。

 テーブルに運ばれてくる鶏飯を見た児童らは大喜び。「お代わり」と炊事場まで求める声と、丼いっぱいにご飯をよそう姿があふれた。

 昼食を食べた赤木名中3年の平島杏珠さん(14)は「手作りの鶏飯がおいしかった。スイカもあって、夏気分を味わうことができてよかった」と話した。福山さんは「おいしい食事を子どもたちに食べさせたい、親御さんの負担を少しでも減らすことができればとの思いで今回の昼食会につなげた。今後も何かしらの形で市内の各地で開催したい」と語った。