県下一周駅伝大島チーム夏合宿

24㌔走に取り組む大島チームの選手たち(11日、龍郷町瀬留)

脚力とスタミナ強化

 地区対抗県下一周駅伝(南日本新聞社など主催)の大島チーム(川元英経監督)の夏合宿が10日から奄美市と龍郷町で行われている。奄美大島や喜界島、沖永良部島、鹿児島から高校生、大学生、一般の15人が参加。脚力とスタミナ強化に取り組む。合宿は12日まで。

 夏合宿は選手自身の競技力向上や交流、意思統一などを目的に毎年実施している。選手たちは2日目の11日午前7時から龍郷町の奄美信用組合竜郷支店を発着点に同町の円集落を折り返す約24㌔のコース、午後5時からは奄美市の名瀬運動公園クロスカントリ―コースで約4㌔を走り込んだ。

 練習に参加している伊口大輝さん(22、鹿国大4年)は「初日から参加している。大学とは違い、大人数で走るのは貴重な機会。いい刺激になっている」と話し、石峯穂垂さん(25、和泊郵便局)は「互いに切磋琢磨(せっさたくま)することで自身のレベルアップにもつながる。起伏のあるコースでの練習もあり、いい走り込みができている」と語った。

 川元監督(48)は「駅伝では速さよりも強さが求められる。選手も上位から下位まで実力に開きがある。この合宿を機にそれぞれの練習につなげつつ、チーム全体の脚力強化などを図れたら」と話した。