夏の甲子園でマダックス完封した池﨑(提供写真)
鳥取城北戦で、夏は5年ぶり 夏の高校野球
第106回全国高等学校野球選手権大会(朝日新聞社など主催)第6日の12日、奄美市名瀬出身の池﨑安侍朗(あんじろう)(2年、明徳義塾)が鳥取城北戦との2回戦で100球未満でのマダックス完封を達成した。夏の甲子園では2019年に星稜・奥川恭伸(現ヤクルト)が1回戦の旭川大高戦で達成して以来5年ぶり。
池﨑は同市名瀬出身の父・祐介さん(45)が野球をしていた影響で幼い頃から野球を始めた。4歳のときに奄美市名瀬から兵庫県へ引っ越してからも野球を続け、小学4年のときに尼崎市武庫之荘(むこのそう)野球スポーツ少年団に入った。
高校は強豪校として知られる明徳義塾高(高知県)へ。今年7月の高知県大会決勝では被安打5で完投し、同校の2年ぶり23回目の甲子園出場に貢献した。主に投手とセンターを担当している。身長は170㌢、体重62㌔、左投げ左打ち。
母・真知子さん(46)も奄美市名瀬の出身。「やんちゃ坊主だが、いざ試合になるとスイッチが入り、試合では毎回ヒットを放っている」と話す。マダックス完封を果たした息子に対して「今の3年生と長く試合をしたいという気持ちがあり、熱戦が続く厳しい中だが、3回戦でも楽しくプレーをしてくれたら」とエールを送った。