段ボールスタンプで創作を楽しむ参加者たち
子ども手熟師会 南さん講師
段ボールスタンプに挑戦
奄美手熟師会(岬眞晃会長)の「子ども講習会」が25日、奄美市名瀬の奄美博物館であった。アート作家・南みな実さんを講師に段ボールスタンプに挑戦。子どもたちは三角や半円型にカットした段ボールをはんこ代わりに使い、大好きなアイスクリームをカラフルに描いた。
南さんは、2013年に奄美大島に移住。大島紬の製造工程でできるムシロと呼ばれる破棄される糸を使い創作活動に取り組んでいる。
この日は5家族17人が参加。子どもたちは、カットした段ボールに水で溶いた絵の具をつけ、画用紙に作品を描いた。
まずは三角型の段ボールでコーン部分をスタンプし、半円で2段、3段とアイスクリームを積み重ねた。食べたい味を想像しながら、色を変えて好みのアイスに調整。最後は綿棒でチョコチップをデコレーションしたり、スポンジでにぎやかな雰囲気に絵を飾りつけたりと、夏にぴったりの力作を完成させた。
小宿小3年の浜崎晴花さん(9)と久冨月愛さん(8)の2人は大好きなストロベリーやグレープ味のアイスクリームを描いた。「はんこを押すだけでアイスクリームに見えて不思議な感じがしたけど楽しかった」と笑顔だった。南さんは「工夫すればいろんな絵が描ける。家にあるもので楽しんで」と呼び掛けた。