「どんどんフェス」初開催

多彩曲の盆踊りでも盛り上がった「どんどんフェスタ」=24日夜、徳之島町役場

 

青い海に水しぶきを上げ力漕を見せた「ハレー舟大会」=25日、徳之島町山漁港

 

 

夏休みラストサンデー「ハレー舟大会」
家族連れでにぎわい 徳之島町

 

 

 【徳之島】第41回徳之島町どんどん祭りイベントに加わった「どんどんフェスタ」が24日夜、町役場駐車場で、伝統の舟こぎ競争「ハレー舟大会」は25日、同町山漁港でそれぞれあった。フェスタでは若者や家族連れなど多くの町民がステージショーや盆踊りなどを満喫。ハレー舟大会では職域や同好会など計31チームが参加して力漕を競い合った。

 「どんどんフェスタ」は、本来は8月に開催していた同町どんどん祭り本祭(パレードや花火大会)が10月に移行定着したため、「夏休み中の夏まつり復活を」と町連合青年団、町商工会青年部などが主催。役場駐車場には特設舞台と祭りやぐらを設置。金魚すくいなどゲームや食物バザー露店も多数出店してお祭りムードを盛り上げた。

 実行委員長の土持浩也町連合青年団長の開会あいさつや高岡秀規町長のあいさつに続き、SNS公募で選ばれた同フェスタ命名者の森田劉惺(りゅうせい)さん(東天城中1年)を表彰した。

 ステージショーは高校生バンド「暴れん坊将軍」の演奏で開演した。徳之島高藏越エイサー隊や結シアター手舞、徳之島闘牛太鼓などの演舞をはじめ、同町母間出身のシンガー・ソングライター安田竜馬さんなど7組が出演。午後7時からは盆踊り大会が始まり、定番曲にポップスも織り交ぜて会場を大いに弾ませた。合間にはクイズ大会や男女15人が参加しての出会い応援イベントもあった。

 

「家族戦隊ボマッチョ」が力漕V

 

 ハレー舟大会は、サバニ型FRP(強化プラスチック)ボートに1チーム10人ずつ乗り組みで編成。オール女性チームは15秒、混合(女性4人以上)チームは10秒先行させるハンディ制。漁港泊地内を折り返す約200㍍間のリンクトーナメント戦でタイムを競い合った。

 体力勝負の力漕の結果、母間地区の親族で編成の「家族戦隊ボマッチョ」が見事初優勝。2位に「笑福」(山)、3位に「農林8号」(南西糖業)が続いた。ほか、特別賞として▽最速賞(予選)=「農林8号」1分39秒44▽パフォーマンス賞=「シルバーズ」(山・政岡慶次郎さん82歳ら)、武元直和さん(実行委員長)―が選ばれた。