総合戦略の重要目標達成指数などを発表する安田市長(30日、記者懇談会で)
奄美市の安田壮平市長と大島支庁記者クラブ「くろしお会」との定例記者懇談会が30日、市役所であった。９月12日から、くらし応援デジタルほーらしゃ券申し込み受け付け開始や、お笑い芸人や吉本新喜劇が出演する「宝くじふるさとワクワク劇場ｉｎ奄美」の開催を発表。～しあわせの島へ～奄美市「攻め」の総合戦略２０２０(まち・ひと・しごと創生総合戦略)の重要目標達成指数が報告され、「人口減少に歯止めがかかっていない」とした。
くらし応援デジタルほーらしゃ券については、▽発行総額＝１億円(２万口)▽販売単位＝１口３０００円(５０００円分利用可能※プレミアム率66・７％)購入上限＝１人４口まで▽申し込み期間＝９月12日～同24日▽販売期間＝10月３日～同18日▽利用期間＝10月３日～２０２５年１月31日。安田市長は「旅先納税のシステムを活用し、店舗の利用状況などを集計できるようにした」と述べた。
「宝くじふるさとワクワク劇場ｉｎ奄美」が10月26日、奄美川商ホールで開催される。林家三平やザ・ぼんちなど、落語家やお笑い芸人５組が出演する「お笑いステージ」のほか、吉本新喜劇メンバーと公開オーディションで選ばれた市民によるコメディー劇場がある。公開オーディションは10月12日で、奄美市ホームページなどから申し込みできる。安田市長は「奄美は余興文化で芸達者が多いので、出場希望者はぜひ申し込みを」と呼び掛けた。
～しあわせの島へ～奄美市「攻め」の総合戦略２０２０(まち・ひと・しごと創生総合戦略)の重要目標達成指数を報告。16項目ある数値目標のうち、市民１人あたりの所得や移住者数など５項目で目標値を上回り、島再訪(リピーター)率や待機児童数など５項目で基準値を上回り、観光満足度や出生数など６項目で基準値を下回った。
重要目標達成指標から安田市長は、「市施策を通じた移住者数は増加しているものの、毎年の出生数は減少しており、人口減少に歯止めがかかっていない。また、観光満足度や平均滞在日数など観光受け入れ態勢が基準値を下回っている状況」と述べた。
このほか、９月７日の「十五夜唄あしび～ひぎゃぬ心、令和に唄う～」の開催や、同日の「市民と市長のふれあい対話」、13日の下水道の日にちなんだ清掃活動実施の発表があった。