観光協会事務所をゆんぬ体験館へ移転

移転セレモニーに参加した関係者ら(4日、与論町)

愛称「ゆいパンタ」に決定
「島の全てが分かる場所に」 与論町

 【沖永良部】ヨロン島観光協会事務所が、同町立長のゆんぬ体験館に移転した。4日、関係者ら約20人が集まり、現地で移転セレモニーを開催。移転を記念して、ゆんぬ体験館の愛称が披露され、「ゆいパンタ」に決定した。

 ゆんぬ体験館は、2011年に完成。施設の周辺には、島の自然や歴史文化をまとめた資料館「サザンクロスセンター」や与論城跡などがあり、これらの観光資源を有効活用しようと、これまで旧役場跡地近くにあった観光協会事務所を今年7月に移転した。

 この日は、観光協会の川畑充男代表理事と田畑克夫町長が愛称看板の除幕を行い、新しい観光協会事務所の門出を祝った。

 愛称は、島内外から応募のあった186作品の中から、東京都在住の大井田雄策さんの作品が選ばれた。島民が大切にしている助け合いの精神「結い(ゆい)」と、丘を表す方言「パンタ」を掛け合わせている。

 川畑代表理事は「島の観光の中心であるこの場所に事務所を移転することができた。隣接する観光施設などとも連携して、島の全てがここで分かるような施設にしていきたい」と述べた。