懸命に取り組んだ2学年種目の「エイサー」=8日、徳之島高体育大会
気迫のこもった「天下の名勝負」(綱引き)=8日、樟南二高体育祭
若いエネルギー弾け!
青春の思い出刻む
【徳之島】県立徳之島高校(徳之島町亀津、上田勇一校長・生徒数261人)の第19回体育大会と、樟南第二高校(天城町天城、東良治校長・生徒数237人)の第59回体育祭は8日にあった。絶好の快晴下、両グラウンドでは伝統の各種種目に若いエネルギーが弾け、青春時代の思い出を共有しあった。
◇
徳之島高は午前8時50分に開会式。男子サッカー部の大保祐樹さん(3年)と全国高校空手道選抜大会連続36回出場の空手道部の稲富愛凜さん(同)が高らかに選手宣誓。2年男女の100㍍走を皮切りに学年別対抗の競技種目がスタートした。
保護者や来賓らが見守る中、障害物競走や400㍍と800㍍リレー、若いパワーを燃焼させた綱引き決戦では勝利の「ワイド、ワイド」の歓呼も響いた。統合再編の旧徳之島農高の伝統種目「キビかつぎリレー」も継続。2学年種目「エイサー」演舞には、大島特別支援学校・徳之島支援教室生たちも加わり、思い出を共有した。
◇
樟南二高の大会テーマは「輝笑転結(きしょうてんけつ)~作ろう 私達の青春物語~」。午前9時からの開会式では、大会会長の東校長と前田明誠生徒会長(3年)があいさつで奮起を促し、全生徒を代表して3学年団長の山田琉ノ介さん(3年)がはつらつと選手宣誓した。
競技種目は学年別対抗戦やマスゲームなど計16種目。逆転劇でわかせた百足(むかで)競争、「天下の名勝負」の綱引き、一昨年同校に創設された応援団の勇壮なパフォーマンスでも魅了した。