沖永良部花き専門農協総会

優秀農家や功労者を表彰した総会(11日、和泊町)

SDGs取り組み推進
出荷本数2164万本、販売12億4510万円目指す

 【沖永良部】沖永良部花き専門農業協同組合(三島生康組合長、組合員124人)の第16回通常総会が11日、和泊町のえらぶ長浜館であった。今年度の事業計画など4議案を承認し、今期は出荷本数2196万本、販売金額12億4370万円を目指す。

 花農家や関係機関の職員ら約70人が参加。三島組合長は「2023年度は台風による船舶の欠航や年明けからの価格低迷で売り上げが伸び悩んでいたが、農家らの尽力のおかげで計画を達成できた」とあいさつし、優秀農家や功労者など1団体6人を表彰した。

 23年度実績は、出荷本数2254万7千本、販売金額は12億5716万2千円となった。

 今期の事業計画では、クルクマの横箱(乾式)出荷による輸送コストの軽減や、ユリとグラジオラスにおいてスマートフラワーを意識した輸送手段の効率化を検討していくなどSDGs(持続可能な開発目標)の取り組みを推進していく。販売面では、市場を介せず実需者と花き農協双方の相違があれば直取引も検討していくとした。

 今期の品目別出荷本数は、グラジオラス145万本、テッポウユリ65万本、ソリダゴ600万本、スプレーギク1300万本などを見込んでいる。

 被表彰者は次の通り。(敬称略)

 【優秀農家】▽グラジオラス部門 三島生康▽テッポウユリ部門 撰隆志▽キク部門 (株)スエカワFarm▽ソリダゴ部門 名越等▽洋花部門 末川満【功労賞】和田悦史【感謝状】本部正治