【鹿児島】第68回鹿児島県高校新人陸上大会第2日は13日、鹿児島市の白波スタジアムであった。
奄美関係では男子砲丸投の福龍太郎(沖永良部)が12㍍58、女子円盤投の伊地知ユニス(同)は26㍍14で、どちらも3位だった。
最終日は14日、同会場である。各種目3位までが九州大会(10月4―6日・大分)に出場する。
3位で九州大会出場を決めた福だったが「緊張してガチガチになってしまって記録が延びなかった」と反省しきりだった。
1投目が11㍍63と失敗。2投目から仕切り直し12㍍46、58と記録を上げていったが、後半3回は記録を伸ばせなかった。
日頃の練習では試合を想定したメニューを入れており、13㍍から14㍍近い記録も出していたが、実戦との違いに戸惑った。「ファールを恐れて思い切った投げができていなかった」と分析する。
新チームからは主将に就任。「主体性を持って取り組む」(上村哲也監督)が学校全体で掲げるテーマであり、陸上部は自分の目指す目標、そのために何をすべきかを自分で決めて、積極的に動ける人間を目指す。田皆中時代は生徒会長だったこともあり、リーダーシップを発揮するのは得意分野でもあるが「部員みんなが積極的に動いてくれるのでやりやすい」と頼もしく感じている。
6月に南九州大会に出場したが九州大会は初出場になる。「今の課題を克服し、良い経験になったといえるものをつかんできたい」と張り切っていた。
(政純一郎)
26㍍14で6位だった伊地知=白波スタジアム
女子円盤投・伊地知ユニス(沖永良部) (昨年に続いて3位)冬季で砲丸にも挑戦したら砲丸では南九州に行けたのに、円盤は予選落ち。夏場の練習でも20㍍も届かない状態だった。今回は1投目でトップ8に残るつもりで投げたら久しぶりに26㍍台の記録が出て表彰台に登れた。あすの砲丸投は10㍍台を出せるようにしたい。