鹿児島県は全国3位

人口10万人あたり100歳以上者数

 厚生労働省は17日、全国の100歳以上の高齢者が15日時点で、9万5119人になったと発表した。人口10万人あたりの人数では、鹿児島県は全国3位となり、前年度の4位からワンランク上昇した。

 県高齢者生き生き推進課によると、県内の100歳以上高齢者数(2024年9月1日現在)は2025人(男性216人、女性1809人)。人口10万人あたりは130・73人。前年度(125・66人)を5・07人上回っている。全国平均は76・49人で、都道府県別では島根(159・54人)が12年連続で最多、2位が高知(154・20人)となっている。最少は35年連続で埼玉(45・81人)だった。

 なお、県内の地区別は10日、県がまとめ、発表している。それによると、大島は205・30人となり、前年度比3・33人増加した。地区別で県内最多で、唯一、200人台を突破している。

 全国の100歳以上高齢者のうち、最高齢は兵庫県芦屋市の糸岡富子さん(116)で、老人ホームで暮らしている。今年8月、ギネスワールドレコーズ(英国)から世界最高齢に認定された。

 県は高齢化率(65歳以上)についてもまとめている。高齢者人口(23年10月1日現在)は52万4千人で、総人口に占める割合は33・8%。全国平均の高齢化率は29・1%で、鹿児島県は4・7?上回り、高齢化が進んでいる。県内の高齢化率の推移をみると、15年は29・3%で、30%台に達してなかったが、16年度(30・1%)から30%台で推移。21年度以降は33%が続き、23年度の全国順位は14位となっている。