シマムニを使ってLLINEスタンプを作る参加者ら(先月24日、知名町の田皆小学校)
親子ら参加 知名町で作成会
【沖永良部】島の方言(シマムニ)を使ったLINEスタンプの作成会が先月24日、知名町の田皆小学校であった。町内の親子ら約20人が参加。島の自然とシマムニを合わせたオリジナルのスタンプを作った。
シマムニを身近に感じてもらおうと、同町で方言の継承活動を行っている「たんにゃむにサークル」(田邊ツル子代表)が主催した。
講師は、国際交流基金の高智子日本語教育専門員と南山大学人文学部日本文化学科の岩﨑典子教授が務め、同大学の学生3人がサポートした。
参加者は、屋外でガジュマルの木やヘチマの葉、ヤギなどをスマートフォンで撮影。その写真に「ヲゥガミヤブラ(こんにちは)」「ミヘディロ(ありがという)」、「キバリヨー(頑張れ)」などのシマムニを入れてスタンプを完成させた。
田皆小6年の田中未侑さん(11)は「家族で方言を話す機会が少ないので、作ったスタンプをいろいろな人に送ってみたい」。父親の和彦さん(39)は「スタンプを八つ作った。ぜひ家族で交換し合いたい」と話した。