告示を24日に控え、喜界町長・町議選の立候補者ポスター掲示板が設置された役場前(23日午前11時頃撮影)
町長・町議選、きょう告示 喜界町
任期満了に伴う喜界町の町長選と町議選(定数12)は24日に告示、29日に投開票される。町長選に立候補を表明しているのは現職の隈崎悦男氏(70)のみで、町議選も定数と同じ12人の他に動きはない。舌戦になる可能性は低く、2つの選挙で無投票当選となる公算が大きい。
隈崎氏は今年3月、議会定例会で出馬表明した。2020年の前回選挙では102票差の激戦だったが、対抗馬の動きはみられない。
公約には、「子や孫の世代が住んでよかったと思える元気な島」をスローガンに、▽地域を支える生産基盤づくり▽生活と福祉の充実したまちづくり▽教育の推進と生涯学習のまちづくり―を掲げた。子育てや教育、農業や観光の振興・充実に注力し、喫緊の課題である人口減少に歯止めを掛けたい構えだ。
一方の町議選は、現職7人、新人5人が立候補を表明している。党派別では公明、共産、参政が各1人で、他は無所属となっている。
町選管事務局によると立候補者説明会に出席した13人のうち、12人が個別に事前審査を受けた。ただ町議選でも定数を超える風が吹く見通しはなく、初の無投票となる可能性が高い。
立候補者の届け出受け付けは24日午前8時半からで、午後5時までに定数を超える届け出がなければ、無投票当選が決まる。
投票になった場合は、29日午前7時から午後6時まで町内9か所で実施。開票は午後8時から町役場ホールで。告示後の25日からは期日前投票もあり、こちらも町役場ホールで受け付ける。
9月1日現在の選挙人名簿登録者数は5434人(男2696人、女2738人)。