「人にも動物にも優しい運転を」――。希少動物への注意も呼び掛けた街頭キャンペーン=24日、天城町兼久
合同街頭キャンペーン
天城町
【徳之島】秋の全国交通安全運動の一環の徳之島地区街頭キャンペーンが24日夕、天城町兼久の県道であった。反射材の着用などによる子どもや高齢者など歩行者の交通事故防止と併せて、国の特別天然記念物アマミノクロウサギなど希少野生動物にも優しい運転を呼び掛けた。
徳之島署や天城町役場、同町地域女性団体連(交通安全母の会)、環境省などの関係者約25人が参加。重点の反射材の着用、夕暮れ時以降の早めのライト点灯、自転車等利用時のヘルメット着用、交通ルールの順守。環境省徳之島管理官事務所側は、世界自然遺産の島のクロウサギなどのロードキル(交通事故死)防止。それぞれ啓発リーフレットやグッズをドライバーらに配って呼び掛けた。
ちなみに同署管内における今年の交通事故発生状況(8月末現在)は、▽人身事故10件(前年同期比5件減)▽死者2人(同1人増)▽負傷者10人(同4人減)となっている。
一方、同島内でのクロウサギのロードキル件数(同日現在)は計24件(頭)で、昨年同期と同ペースで発生。特に県道618号線(松原轟木線)が6件と多いという。