SAGA国スポで活躍に期待、特大横断幕を掲げてエールを送った(中央の2人)=25日、天城町役場
「スポーツ愛ランドあまぎ」の飛躍にも期待を寄せた森田天城町長
【徳之島】佐賀県で10月5日開幕する「SAGA2024国民スポーツ大会」(SAGA国スポ)の相撲、トライアスロン競技に本県代表で出場する天城町2選手の壮行会が25日夕、同町役場であった。職員総出で特大の横断幕を掲げ、「スポーツ愛ランドあまぎ」からの飛躍に期待しエールを送った。
天城町からの両代表は、▽相撲競技の牧園慶悟選手(26)=同町浅間出身、樟南第二高校教諭▽トライアスロン競技の井出樹里選手(41)=東京都出身、同町浅間在住=の2選手。
牧園選手は国スポ県予選会(6月)2位、県民スポーツ大会(9月)成年男子団体2位(同選手は全勝)。井出選手は24NTTランキング9位(9月24日)。これまで08年北京五輪5位入賞、日本選手権3連覇、12年ロンドン五輪連続出場、19年ATUトライアスロンアフリカンカップ金などの実績を持つ実力者だ。
役場玄関ロビーであった壮行会には、在庁の全職員と町議ら約90人が参加。森田弘光町長は激励あいさつで「『スポーツ愛ランドあまぎ』をうたっている天城町から2人が県代表で国スポ(旧・国体)に出場することは大変光栄。子どもたちも2人の背中を見ながら育ってくれると思う。練習の成果を発揮して活躍を」とエールを送った。
牧園選手は「この場に立つのは2度目。昨年のかごしま国体は悔しい思いをし、自分自身を見つめ直しながら鍛えた。天城町を背負って昨年の分も存分に頑張り、徳之島や天城町に住む子どもたちに良い見本になりたい」と決意を紹介。
井出選手は「私はトライアスロンを通して世界各国あらゆる国・地域で連戦。その中でも世界で一番好きな場所がこの徳之島・天城町。チーム鹿児島に貢献できるよう精いっぱいがんばります」などと抱負を述べた。
相撲競技は6日~8日に佐賀県玄海町社会体育館で。トライアスロン競技は6日に同県唐津市波戸・名護屋特設会場で開かれる。