原田幸歩さん(左)と牧岡奈美さん(右)による「朝花節」
懇親会を盛り上げる女性部の踊り
あいさつする東京喜界会の外内会長
【東京】東京喜界会(外内真一会長、川畑吉正幹事長)は16日、第98回総会並びに敬老会・芸能祭を品川区の総合区民会館きゅりあんで開催した。来賓、会員合わせ約300人で大盛況となった。参加者たちは、島口を笑顔で交わしながら交流を堪能していた。
総会は武田明範さんの司会でスタート。りりしい青年部による会旗入場、郷土遥拝などの後、外内会長が笑顔で登壇。「台風の被害に遭った生産者のために災害復興の寄付を募集しているので、ご協力をお願いしたい。また、10月13日の東京奄美会の大運動会では日頃の成果を存分に披露したい」と語った。会務報告、会計報告などが順調に終了。会長以下役員は留任することが報告され、承認された。
隈崎悦男町長が台風13号の影響で欠席。会と敬老者への謝意が代読された。「台風10号により収穫期のゴマやハウスが破壊された。一方で先頃、サンゴ礁段丘が世界地質遺産100選に認定された」などが報告された。ほか、東京奄美会・宮地正治会長、関西喜界町郷友会・橋口敬信会長代行があいさつした。
事務連絡の後、富岡洋則さんの司会で芸能祭・懇親会へ。牧岡奈美さん、原田幸歩さんの祝い唄、孝志實顧問の乾杯で開幕した。歌や踊りなどが各集落を代表するよう次々とステージに登場。東郷晶子さんが弾き語りを披露すれば、タナカアツシさんもおなじみ「大島エレジー」などで盛り上げていた。
都内から出席した50歳代男性は「芸達者な方が多く、喜界会はパワーあふれている」と楽しんでいた。歓声に包まれた抽選会、牧岡さん、原田さんの「喜界やよい島」などのシマ唄、さらに八月踊り、六調で熱気は急上昇。友田英助顧問による閉会の辞、青年部の万歳三唱で再会を誓い合い、お開きとなった。