内山さん(中央)らの指導で一流の技術を体感する子どもたち
一流の技術、楽しく体感
喜界町で小中高生30人
元Vリーグ選手を講師に招いたバレーボール教室が29日、喜界町の喜界中学校体育館であった。元ウルフドッグス名古屋の内山正平さんと、元デンソーエアリービーズの矢野美子さんが来島し子どもたちを指導。地元バレーボール部の小中高生約30人が一流選手の技術を楽しく体感した。
日本バレーボール協会と日本小学生バレーボール連盟が主催。教室は、競技者拡大プログラムの一環で、全国から毎年5チームを選んでいる。喜界町は22年に一度は開催が決まったものの、コロナ禍の影響で中止。2年越しに実現した。
指導は内山さん、矢野さんの2人に、同連盟の森和夫指導普及委員長が加わり担当。同連盟の髙﨑良一会長は「バレーボールがこんなに楽しいということを学び、明日からの練習で生かして」とあいさつし教室は開幕した。
2人は準備運動に始まり、フラフープや風船を使った練習法を一緒に実践。レシーブやアタックの基本姿勢では「ボールの中心を意識して」「一番高い所でヒットし、ボールをつかんで打って」などとアドバイスしていた。
実演では、子どもたちが2人のスパイクなどを直接受けて、トップ選手のパワーやスピードを実感した。喜界小4年でバレー部の辻﨑悟朗君(10)=センター=は「アタックのジャンプ力が高い。追い付けるように頑張りたい」と喜んでいた。
運営に協力したきかい100スポーツクラブの梶原貴史クラブマネジャーは「子どもも刺激になった。トップ選手と触れて何か一つでもヒントを感じてくれれば」と話した。
この日は、髙﨑会長による保護者向け講演会「スポーツと子育て」も実施。親子ソフトバレーで交流も楽しんだ。