奄美群島の物産品が販売され、にぎわうロビー
「奄美御膳(円内は一部)」を味わった後、シマ唄などで盛り上がる会場
奄美群島を食材とシマ唄で堪能、満足そうな参加者たちとスタッフら(9月21日の第2部で)
【東京】江戸川区のホテルオークラエンタープライズが運営するホテルで、奄美群島の食材を使用した特製の御膳とシマ唄ライブを味わうイベントが9月21、22の両日開催された。東京奄美会と㈱ホテルオークラエンタープライズが初共催したもので、約180人が参加した。関東在住の奄美群島出身者らは、おいしいひと時を堪能していた。
同イベントは、㈱ホテルオークラエンタープライズの代表取締役社長が、徳之島町母間出身の正岡久光さんであることから初めて実現した。JR京葉線・葛西臨海公園駅すぐにある、洗練された客室と料理が定評の「ホテルシーサイド江戸川」で「奄美群島美味しいものフェアinホテルシーサイド江戸川」として(一日2回)計4回開催されたもの。
特別に用意された料理はずばり「奄美御膳」。徳之島産「島豚」を使ったローストポーク、春巻き、シュウマイ、奄美大島産ハマダイの煮付け、キハダマグロの山掛けなど、奄美群島の食材を和洋中にアレンジされたものが詰まった。デザートは、バニラアイスなどが引き立てた徳之島産ドラゴンフルーツだった。「奄美の食材が広がっていければいい」(洋食担当・戸島裕調理部次長)「幸せを感じられるいい機会だった」(中国料理担当・森嶋功調理部次長)「特別な思いで今まで以上に力を合わせました」(副総料理長・山崎正調理部部長)とホテルオークラのシェフたちが腕によりをかけた。JAあまみなどの協力で仕上がった。
「島豚は懐かしい味わいで、とてもおいしかった」(70代男性)。「ヤコウガイの炊き込みご飯は、海の香りがして古里を思い出しました」(50代女性)。「デザートが最高でした」(30代女性)など笑顔が見られ評判だった。
正岡社長と東京奄美会・泰良宗男幹事長は「初の試みでしたが大成功です」と満足気に声を合わせていた。飲み放題の黒糖焼酎を片手に、森田美咲さんのシマ唄に聴き入った参加者らは踊りの輪にも加わり、奄美群島を堪能していた。ホテルロビーでは、加計呂麻島のキビ酢や黒糖製品、徳之島のジャガイモ製品など20種類ほどが販売された。