和気あいあいと集落・地区対抗のスポーツゲームで交流した=3日、天城町
かくしゃくと「玉入れ」競技を楽しむ田尻スミエさん=前方=と中原範さん
【徳之島】2024年度天城町ゆめ・ときめきねんりんスポーツ大会(町高齢者スポーツ大会)」(町老人クラブ連合会主催)は3日、同町総合運動公園・室内練習場「すぱーく天城」であった。97、96歳コンビを頂点に12集落・地区の選手・応援団合わせ約300人がはつらつと交流。松原西区が総合2連覇を達成した。
大会のテーマは「のばそう!健康寿命、担おう!地域づくりを」。開会あいさつで中水勝久町老連会長は「『健康で長生きを』のテーマに『豊かな生活をしよう』も加え、老人クラブ活動、集落行事にも積極的に参加、自分や他人のために前向きに」ともアピールした。森田弘光町長ら祝辞に続き、前田芳作さん(63)=松原西区=が力強く選手宣誓した。
普及に取り組んでいるニュースポーツ「ペタンク」を皮切りに競技スタート。ボウリングや輪投げなどの定番種目に今回からゲートボールとグラウンドゴルフを追加し計10種目(マスゲーム含む)で交流。歓喜を充満させつつ集落・地区対抗戦の真剣勝負が続き、心を一つに踊りの輪で締めくくった。
総合成績は①松原西区②浅間③前野―の順だった。
選手団には、大会最高齢の中原範(のり)さん(97)と田尻スミエん(96)=ともに天城チーム=の姿も。中原さんは「ペタンク」と「玉入れ」、田尻さんは「玉入れ」競技に参加。好投やカップインで練習の成果を発揮して笑顔を輝かせた。
中原さんは「大会に参加できてとっても楽しい。自分で朝食を作って食べて洗濯後、畑で野菜を作ったり『ゆいゆいサロン』(健康・介護予防)に通うのも楽しみ」。同サロンの同級生でもある田尻さんは「このように集まってにぎわうのは、体にも良くて楽しい。畑の草むしりとか頑張ったが、今は庭で涼んだりゆったりと過ごしています」と話した。