屋上の設備関係を見学する生徒たち
奄高、名瀬第二合同庁舎見学
国交省九州地方整備局が案内
国土交通省九州地方整備局鹿児島営繕事務所は8日、奄美高校機械電気科2年30人を対象に、奄美市名瀬港本港地区(マリンタウン地区)の工事現場「名瀬第二合同庁舎」の見学会を開いた。生徒たちは、今月下旬に完成を控えた現場の電気設備などを見学。普段見ることのできない大規模工事現場を見学し、建設業や設備業の魅力を体感した。
同事務所が若い世代に工事現場の雰囲気を感じるとともに、実際に設備などがどのように使われているかを体感してもらおうと企画。2月に配管や配線状況を同学科3年生が見学。今回は2年生を対象に完成を控える現場を案内した。
同事務所技術課、木下康平調査・保全係長は「教科書や図面だけでなく、普段見ることのできない建設現場を見て、体感して、勉強してほしい」と語った。
電気コースの森山翔一朗さんは「勉強している設備など、実物が見られて勉強になった。将来は電気工事に関わる仕事がしたい」。機械コースの盛島広翔(ひろと)さんは「学んでいることが現場でどのように使われているかが分かった」。吉澤康太さんは「現場を見られて良かった。将来はものづくりに関わる仕事に就きたい」と話した。