演目多彩、生き生き演舞

生き生きと踊りや歌を披露する出演者たち

10クラブ・140人
奄美市で老ク連フェス

 第3回奄美市老人クラブ連合会フェスティバルは10日、同市名瀬の奄美川商ホールであった。10クラブ約140人が出演し、踊りや創作ダンス、合唱など多彩な12演目を生き生きと発表。地域の高齢者らが楽しいひとときを過ごした。

 イベントは地域性豊かな発表を通して、生きがいづくりと交流促進を図ろうと2022年に始まった。連合会(俵久子会長、会員3742人)会員らでつくる同実行委員会が主催。会場には300人を超える仲間が訪れ、盛んな拍手が送られた。

 俵会長はあいさつで「人生はこれから。挑戦を忘れなければ時代は開ける。輝かしい未来に向かって歩んでいこう」と会員にエールを送った。安田壮平奄美市長は「何歳になってもチャレンジする姿に感心している。成果を一緒に楽しみたい」と激励し、クラブ発表が幕を開けた。

 ステージは、浦上若返り会のレクダンスを皮切りに、市老人、安勝町安寿、小宿大浜、仲勝和光平成、有屋さんさん、くろしお睦みの各クラブが次々と登場した。創立50周年を迎えた小俣松葉会は、終戦後に見立てた演劇を交え、先人に感謝する創作ダンス「あの日あの時」を披露。大トリの長浜中央寿会は、先輩から受け継いだオリジナルソング「長浜に住んでよかったね」の曲で、踊りを華麗に若々しく舞った。

 出演者最高齢の97歳で、久里町再春会の重原多美子さんは、舞踊「ヨサコイ祭唄」で花のセンターを務め、活力ある動きで会場を沸かせた。元気の秘訣(ひけつ)は「趣味の洋裁と、しっかり食事し体を動かすこと」という重原さんは、「100歳までみんなと一緒に踊りたい」と笑顔だった。