秋の「かがんばなトンネル」の落日ショーは終盤。重なった立神が黒目のよう(11日午後5時51分、西康範さん撮影)
かがんばなトンネル 秋の落日ショー終盤
龍郷町円集落にある「かがんばなトンネル」(全長29㍍)に夕日が入る秋の落日ショーは終盤だが、天候に恵まれた11日、〝龍の目〟がともり立神(信仰の対象となる岩)が重なる様子を西康範さんが撮影した。観察できるのも来週半ばまでとみられている。
撮影した西さんによると、この日、堪能した見学者の数は約50人。西さんは「今の時期は展望所からきれいに見られる。また、沖の立神が重なるポイントで黒目にも例えられる」と話す。9月下旬から今月上旬にかけて雨天や曇天など気象条件に恵まれず、なかなか撮影できない時期が続いた今秋の落日ショー。終盤を迎えたが、良い条件の中で撮影や見学が楽しめそう。
毎年、春分の日と秋分の日の前後にかけて同トンネルに夕日がすっぽり入り、龍の目のようになる神秘的な自然現象。今年の秋の見頃について県大島支庁は、9月24日頃から10月16日頃までとしていた。9月下旬の日没時間は午後6時16分頃だったが、日没時刻は徐々に早くなり、現在は6時前となっている。