友人との再会を喜ぶ生徒ら(12日、奄美市笠利町の奄美空港)
奄美に帰島した派遣生たち
米国で2週間の滞在、派遣生12人が帰島
国際感覚を学ぶ
奄美市の2024年度国際交流派遣事業で親善大使に任命された中学2年生12人が12日、同市と姉妹都市盟約を結ぶ米国テキサス州のナカドウチェス市から帰島した。米国での2週間の滞在を経験した生徒たちは生活様式の違いなど国際感覚を学んだ。
奄美市とナカドウチェス市は1995年4月に姉妹都市盟約を締結して以降、互いに中学生を派遣して以来、交流を広げている。今年は市内の4校から男子3人、女子9人が選ばれ、9月28日に出発。現地でホームスティをしながら現地の学校に通うほか、在米の奄美出身者らとも交流を深めた。
奄美市笠利町であった解散式では市教委の正本英紀教育部長が「おかえりなさい。顔を見て充実した2週間を過ごせたと思う。向学の機会をいただけたこと、費用を負担した両親に感謝し、米国での思い出話を話してほしい」と語った。
生徒を代表してあいさつした金久中2年の宮原航太(こうた)さん(13)は「初めての海外でとても楽しみにしていた。米国での学校や家庭での過ごし方など異なる文化の中で、楽しいこともあり、困ったときには身振り手振りでコミュニケーションをとった。自身の英語力も向上させて、直接会話できるようになりたい」と話した。