約940人が参加した徳之島町どんどん祭りパレード=26日夕、同町亀津
晴れ間をぬってパレード・演芸大会
花火は順延に
【徳之島】第41回徳之島町どんどん祭り(同実行委員会主催)フィナーレの本祭は26日、亀津新漁港を主会場にあった。呼び物の市中パレードは「ハロウィン」がテーマの仮装隊も交え22団体・約940人が参加。元ちとせさん(瀬戸内町出身)のスペシャルライブなどステージで楽しませた。花火大会は直前の雨で順延となった。
同祭りは関連イベントで8月に開幕。ゲートボール・グラウンドゴルフ・ビーチバレーの各大会、ハレー舟大会(舟漕ぎ競争)、どんどんフェスタ(盆踊り)などをロングランで開き、フィナーレの本祭を迎えた。
名物の市中パレードのコースは昨年の町文化会館―亀津新漁港間から、町役場駐車場―同新漁港(約800㍍)に変更。午後4時すぎ同駐車場であった開会式で高岡秀規町長は、地域の伝統文化を守りながら地域振興を―などとアピール。パレードコースにはまず「闘牛の島」最強の全島一王者「豊島幸輝心」号(亀津)が〝露払い〟に登場。「ワイドワイド」の闘牛ばやしとともに筋骨隆々の1㌧超の巨体がのっしのっしと練り歩いた。
久々の青空の下、町職員たちの勇壮なみこし隊を先頭にパレードがスタート。ご当地ソングの「ワイド節」「花の徳之島」「徳之島踊り」にのせて、各職域や集落、各種団体の踊り連、趣向を凝らした仮装隊など幅広い世代の約940人が沿道を埋めた住民たちを楽しませた。
新漁港特設ステージでは、琉球舞踊やフラ・創作ダンスグループに続き、元ちとせさんがおなじみの「ワダツミの木」などを熱唱して魅了した。クライマックスの花火大会は27日午後7時30分開始に順延となった。