入所者の長寿祝う

元気な歌声を披露した入居者たち(26日、和泊町国頭)

 

 

 

「しおほしの里」で敬老の集い
和泊町

 

 

 

 【沖永良部】有料老人ホーム「しおほしの里」の敬老の集いが26日、和泊町の国頭研修会館であり、歌や踊りで入所者の長寿を祝った。

 同施設は、2010年開設。現在、101歳から59歳までの29人が利用している。そのうち100歳以上が3人、90~99歳が13人。

 オープニングでは、利用者たちが「安里屋ユンタ」を合唱。訪れた家族らの前で元気な歌声を響かせた。

 あいさつで永島健司施設長は「入所者全員が、この日のために合唱の練習をしてきた。家族と会えたことをとても喜んでいる。入所者と家族、地域住民に喜ばれる施設にしていきたい」と述べた。

 続いて、和泊町の前登志朗町長が、90歳となった喜井トシさんにお祝い状を贈呈。知名町の今井力夫町長は、100歳を迎えた原口アキさんと90歳の徳田千鶴子さんにお祝い状と記念品を贈った。

 前町長は「利用者のみなさんがこれからも笑顔で長生きしてほしい」。今井町長は「島の発展はみなさんのおかげ。さらに長寿を重ね、躍動する島の姿を見守り続けてほしい」と祝福した。

 演芸は全5演目。施設スタッフの子どもたちがエイサーを披露したほか、琉球舞踊やバンド演奏などで盛り上がった。