市総合計画「未来の奄美市づくり計画(未来計画)」の概要版などを発表する安田市長(29日、記者懇談会で)
奄美市の安田壮平市長と大島支庁記者クラブ「くろしお会」との定例記者懇談会が29日、市役所であった。市総合計画「未来の奄美市づくり計画(未来計画)」の概要版や市民体育祭、農林水産系女性会議の実施などを発表した。
同未来計画は今年3月に策定しスタート1年目。15年後を想定し2040年の奄美市のありたい姿を、行政及び民間、事業所と実現していくための計画。より身近に感じてもらうために、奄美市だより11月号には、「すごろくで未来の奄美市をつくろう!」を添付した。安田市長は「家族や友達などとコミュニケーションを取りながら、奄美市の将来の姿を考える機会にしてほしい」と呼び掛けた。
第17回市民体育祭は11月10日、名瀬運動公園陸上競技場で開催。朝日中学校の井上朝咲子(あさこ)さん(1年)が考えた、大会スローガン「We enjoy “sports”!~楽しもうこの瞬間(とき)を」を掲げ、全34競技を行う。安田市長はマスゲームの中止を発表。「女性やPTAなどから母親の負担が大きいとの意見によるもの。今後も在り方を検討していく」と話した。
初開催となる「みんながつながる農林水産系女性会議(仮称)~人の和が地域を支え、暮らしを豊かにする~」の11月24日開催を発表。全国で開催されてきた、加工食品を作る食生活改善グループの会議「かーちゃんサミット」の奄美版とした。職業間、世代間のつながりが生まれ、地域における新たな相談関係(ピアサポート)や支援関係(コーチング的なもの)が「一緒に良くなっていける」地域に発展することに期待しているとした。
このほか、駐日タンザニア特命全権大使ルヴァンダ閣下の奄美大島、徳之島公式訪問や、市内8地区の締めくくりとなる知名瀬地区と朝仁でのふれあい対話の日程(11月9日)を発表した。12月以降は高校での開催を予定している。