定数10に14人が立候補した瀬戸内町議選(出陣式)
任期満了に伴う瀬戸内町議選は12日、告示された。定数10に対し現職7人、元職1人、新人6人の計14人が立候補を届け出た。うち女性候補者が4人と前回(2020年)の2人を上回る過去最多となった。各候補者らは選挙事務所前などで第一声後、町内各地へ遊説に繰り出し、5日間の選挙戦が始まった。1日繰り上げの請島・与路島を除き17日に投開票される。
立候補届けは午前8時から始まり、午後5時で締め切られた。届け出順は抽選。候補者本人や代理人が順次手続きを行い、選挙運動に使われる腕章や旗などのいわゆる七つ道具の確認と受領をした。
候補者の地区別では古仁屋6人、阿木名2人、清水、嘉入、阿室釜、手安、秋徳、西阿室が各1人。性別では男性10人、女性4人で、町制施行(1956年)以来初の2人の女性が立候補した前回を上回る過去最多となった。
受け付けを終えた候補者らは午前9時20分頃から地盤となる集落や古仁屋市街地の選挙事務所前で第一声。その後、市街地周辺や各集落へ選挙カーを走らせ、「町発展に全力を尽くしたい」、「大切な一票を託してほしい」など呼び掛けた。陣営の中には選挙カーを降りて有権者に直接握手したり、請島や与路島へ遊説に繰り出す姿もあった。
現職はフェリー欠航解消のための交通網の整備や農林水産業・地域活性化、新人や元職は議会刷新や子育て支援などを政策に掲げ論戦を展開している。
町選管によると前回の投票率は過去最低の79・77%。この年に同町初の女性議員2人が誕生した。
期日前投票は同町古仁屋のすこやか福祉センターで13日~16日までの4日間受け付ける。
投票は請島・与路島が1日繰り上げて16日の午前7時~午後5時。17日は午前7時から始まり、嘉鉄、篠川、油井、勝浦地区は午後5時まで、きゅら島交流館は同6時まで。その他の地区は午後4島でとなっている。開票は役場4階の委員会室で午後8時から行う。
11月11日現在の選挙人名簿登録者数は7020人(男3465人、女3555人)となっている。