クロウサギと農家の「共生物語」。ふるさと納税「使い道」をアピールした「ふるさとチョイス大感謝祭」徳之島町ブース(提供写真)=10日、横浜市
ふるさとチョイス大感謝祭で
徳之島町
【徳之島】神奈川県横浜市パシフィコ横浜で9、10日にあった「第10回ふるさとチョイス大感謝祭」(㈱トラストバンク主催)に今年も徳之島町が参加。ふるさと納税の「使い道」をテーマに、アマミノクロウサギとタンカン農家との共生物語を、担当職員らが紙芝居と映像で懸命にアピールした。
ふるさと納税サイトを運営する㈱トラストバンクが主催する日本最大級のふるさと納税イベント。徳之島町の参加は6回目、全国から計160の自治体が参加した。2日間の来場者数は過去最多の1万4819人にのぼった。
徳之島町のふるさと納税ブースは、世界自然遺産の島に息づく国指定特別天然記念物アマミノクロウサギによるタンカン樹茎の食害防止、農家との共生対策への活用状況などPRが今回の主目的。町企画課の担当職員2人と教育委員会から応援の若手1人の計3人が参加。紙芝居と映像で使い道の「共生物語」を懸命にアピール。同町ブースには家族連れを中心に2日間で400人以上が訪れた。ほか、共生啓発や観光関連のパンフやうちわなど2千セットを配布した。
町企画課(ふるさと思いやり応援推進室)は「本町ふるさと納税の『使い道』を寄付した方々に伝えることを大切にし、ふるさと納税のさらなる活性化を図りたい」(堀貴久室長)。応援した樺山凱士(かいと)さん(27)=学校教育課=は「教育分野でもふるさと納税の活用事業を行っているが、寄付した方々の思いも知ることができた。さらに大切に活用したい」と話した。